南極点無補給単独徒歩の道のりとは?~「日本人初!南極点無補給単独徒歩」荻田氏記者会見その1

SITE UP | 2018.01.23

先日お届けした荻田氏の「南極点無補給単独徒歩」記者会見

今回からはもう少し細かく記者会見で語った内容をお伝えしていきます。

まずは、今回の冒険についての道のりについて語りました。

おかげさまで南極点まで一人で歩き切ることができました。出発から50日、踏破距離は1126kmになります。

出発したのはチリ時間(日本-12時間)で11月17日夕方。南極の海岸線からスタートしました。海岸線ですが、南極大陸の氷が落ちてできている「棚氷」のような部分で、標高は200mほどある場所です。

ここから南極点のある標高2832m(荻田氏GPS計測)まで上がっていきます。

南極大陸は真っ白で地図で見ると平なんですが、徐々にぐーっと登るところがあって、実際はかなり標高が高いんです。

出発してしばらくは悪天候が続き視界不良に苦しめられました。また、南極特有の激しい向かい風「カタバ風」が吹き続けます。

途中休憩をとり、毎日テントを張ってキャンプをしながら、ひたすら前に進んで行きます。キャンプで必要なものは全てソリに積んでいます。

一歩一歩、前進し、出発から50日後。

南極点まであと2km地点になると看板「YOU ARE ALMOST AT SOUTH POLE!!」が見えました。

南極点の1km手前にあるキャンプに到着すると仲間たちに熱い出迎えを受けました。

そして、さらに1km歩いて南極点まで辿り着きました。到着したのは現地時間で1月5日午後1時45分無事に到達です。

その2は「なぜ南極に挑戦したのか?」などをテーマにお伝えします。
どうぞお楽しみに!

LINEで送る

一覧へ戻る