登山での汗冷えを防ぐためにおすすめのアンダーウェア「デオアンダー」
COLUMN | 2023.09.05
登山中は汗をかくだけではなく気温の変化も激しく、季節や気候に合わせた体温調整が非常に重要です。今回は汗と体温の関係、おすすめのアンダーウェアの選び方などをご紹介します。
登山には必須と言われるアンダーウェア。
登山中は汗をかくだけではなく気温の変化も激しく、季節や気候に合わせた体温調整が非常に重要。
もし汗冷えしてしまうと低体温症につながってしまい、最悪命の危険につながってしまうかもしれません。
今回は汗と体温の関係、おすすめのアンダーウェアの選び方などをご紹介します。
1 山ではどうしても汗をかいてしまうもの
登山では、想像以上に大量に汗をかいてしまうものです。体重60kgの登山者が6時間行動した場合の汗の量は、約1,800mlといわれています。7時間行動であれば、約2,100mlと、実に多くの汗をかいてしまいます。
この約2リットルもの大量の汗がウェアを濡らしてしまい、時間が経つにつれて身体が冷えてしまいます。
身体を動かしている最中は汗が流れるくらいに暑くても、汗が乾くときに熱を奪われるために急に寒さを感じることがあります。
体温を奪われ続けると、低体温症になってしまう危険性もあります。それを避けるために、いかに早く汗を乾かすかが重要。
汗冷えの結果、余分な体力やエネルギーを奪われ、パフォーマンスが低下するだけではなく、最悪の状況に至る可能性も考えられます。
2 低体温症は「深部体温」が35度以下に下がった状態
普段、体温を測るときは脇の下など、体の中心から離れた部分の皮膚表面の温度を測りますが、これを「皮膚温」と呼びます。一方で体の内部(中心)の温度は「深部体温」といい、通常で37度前後に保たれています。
この深部体温が通常の温度域から大きく逸脱すると、身体のさまざまな機能が低下してしまい、時には命を脅かすことも。
低体温症はこの深部体温が35度以下に下がった状態のことを言います。
3 低体温症の初期症状
初期症状としては寒気や体の震えが挙げられるでしょう。
この震えは熱を産生して体温を上げようとする働きによるものです。病状が進行すると震えることもできなくなり、さらに体温が低下して意識も朦朧としてきてしまいます。
この状態になってしまうと寒さを訴えていた登山者が急に座り込んで歩けなくなったり、反応が鈍くなるというような事態が起こる可能性が高まります。
4 低体温症を予防するには?
人体にはホメオスタシス(恒常性)と呼ばれるはたらきがあり、常に体内の状態を一定に保とうとしています。
これにより平時は体温も一定の範囲内にコントロールされていますが、体温を下げようとするさまざまな要因がホメオスタシスを越えてしまったときに、低体温症が発生します。
体温を下げる要因としては、
- 低温環境
- 熱の過剰な喪失(濡れた衣類、強い風)
- 熱産生の低下(疲労や栄養不足)
- 体温調節機能の低下(アルコールや薬剤)
が挙げられます。
1、2は登山においては珍しい問題ではありません。汗や雨などの水分が体温を奪い続けないようにレイヤリングを工夫すること、防風機能や保温機能のあるウェアを適切に使用することで防止しましょう。
体表の水分を外へ逃がすドライレイヤーや、水分を含んでも体温を奪いにくいウール素材のアンダーウェアを、季節や運動量に応じて選択してください。
また、比較的短い行動予定であっても、万一に備えて雨や風に対処できる上着を携行することもリスクマネジメントにつながります。
また、3の「熱生産の低下」には、十分な睡眠の確保や適切な栄養補給が大切です。
4の「体温調節機能の低下」については、アルコール以外にも睡眠導入剤や循環器系の薬剤が影響することがあります。登山中や登山前に摂取・服用する際は注意しましょう。
5 登山で汗冷えしないためにアンダーウェアを工夫して
山の気温は麓の気温より低く、場所によっては風の影響を強く受ける場合も。
アンダーウェアが汗をかき濡れたままになっていると身体が冷え、最悪の場合低体温症につながることもあります。
街用のアンダーウェアと違い、登山用アンダーウェアでは大きく3つの機能に注目しましょう。
- 吸汗速乾性…汗を吸収し拡散させてくれ、汗による身体の冷えを防止。
- ストレッチ機能…急登や岩場などにも対応できる伸縮性を搭載。
- 抗菌防臭効果…汗をたくさんかく夏場や、何日間かけて登る縦走で使用しても臭くなりにくい。
これらの機能を備えたインナーを選択することで、登山時の快適さは大きく向上します。
6 程よいフィット感と吸汗速乾性能に加え、圧倒的なニオイ吸着性能を搭載した「デオアンダー」
POLEWARDSが展開する「デオアンダー」は登山やハードな環境下はもちろん、普段着としても使える万能アンダーウェア。
ストレッチ性、吸汗速乾性はもちろん、汗をかいて行動し続けた際のニオイを抑える防臭効果が高い一枚。
汗処理能力が非常に高いインナーである「ドライコンフォートメッシュアンダー」とはやや機能が異なり、デオアンダーは高い「ニオイ吸着性能」が最大の特徴です。
7 ニオイ吸着効果は活性炭の6倍を誇る消臭素材「トリポーラス」を使用
圧倒的なニオイ吸着性能を実現できた理由は、ソニーが独自の製造方法で開発した「トリポーラス」という素材に。
トリポーラスは、従来の活性炭の6倍のニオイ吸着効果があることに加え、抗菌、抗ウイルス機能も搭載。つまり、登山中に多量の汗をかいても、不快なニオイの原因物質を素早く吸着して消臭し、長時間消臭機能を持続してくれる素材なんです。
消臭効果が高いことで広く知られる備長炭は、ニオイ成分を炭の細かな穴に吸着することで消臭効果を発揮していますが、トリポーラスも同様の構造に。
より成分を吸着する穴が大きく、吸着容量が多いので消臭効果が長続きします。
8 洗濯するたびに消臭効果が復活
消臭の速度も速く、アンモニアの消臭実験では10分後の消臭率が89%、120分後には99%という結果に。
また、洗濯するたびにこの穴の中のニオイ成分が洗い流されて、また吸着容量が戻って消臭効果が復活するという仕組みになっています。
化学成分の中和反応で消臭する素材も存在しますが、トリポーラスは物理的な構造を利用した消臭作用なため、洗濯を繰り返しても半永久的に効果が持続する点もメリットです。
快適な登山はアンダーウェア選びから
登山はアンダーウェア選びから始まっている、と言っても過言ではないほど重要。
汗をかいても快適に過ごせるアンダーウェアを選べるかどうかが、快適な登山に繋がります。
今回ご紹介したデオアンダーは登山時に限らず街使いにも、海などのレジャーにも活躍してくれます。機会があればぜひ一度手に取ってみてください。