登山を楽しむ基本的な持ち物や季節別の服装について

COLUMN | 2022.10.04

登山には多くの持ち物が必要になり、特に登山初心者の方には全ての道具を準備するのは大変なこと。

その際に何を持っていくべきなのか、どのような服装で行くべきなのかなど悩まれている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は登山初心者の方に向けた登山の基本的な持ち物や季節別の服装について説明していきます。

1 登山に持って行くべき持ち物

登山を楽しむ際に必要な道具は様々で、基本的に必要とされる道具は以下の通り。

  • ザック
  • 登山靴
  • 登山用靴下
  • レインウェア
  • ミッドレイヤ-
  • アンダ-ウェア
  • ストック
  • ヘッドライト
  • コンパス
  • 登山地図
  • 水筒
  • アイゼン
  • 腕時計
  • 帽子
  • グローブ
  • タオル
  • 救急セット
  • ビニール袋
  • 日焼け止め
  • 山行計画書
  • 虫よけスプレ-

全て揃えるには当然ながら、それなりの金額になるので少しづつ増やしていくといいでしょう。

上記の基本道具の中でもリュック、登山靴、レインウェア(服装)、水筒やタオルは初めに揃えておくと重宝します。その他、手持ちがないのであれば代用品で対応しましょう。

2 服装

登山をする際の服装はレイヤリングが基本です。

大きくはベース、ミドル、アウターの3種類に分類され、それぞれが登山中のコンディションを保つための重要な役割を担います。

快適な登山を楽しむためのレイヤリングについて詳しく知りたい方はコチラ。

山の天候は変わりやすいことに加え、標高が上がれば上がるほど気温は低下していくもの。また長時間歩き続けるため、大量の汗をかくので汗冷え対策も押さえておくべきポイント。

こまめに脱ぎ着することで汗をかかないように体温調節を行いましょう。

ここでは登山を楽しむ際の服装を季節別に紹介します。

2-1 春登山の服装選び

春は気温が上がり暖かくなってくる季節。登山に適した時期でもあり、気温も他の季節に比べ落ち着いているので初心者の方でも楽しみやすいシーズンです。

しがしながら、早朝や夕方と日中との気温差があるので服装には十分に注意が必要です。

ベースレイヤーは速乾性の高い素材を使用したものを選びましょう。その際にコットン素材のTシャツは、汗を吸収しやすいですが乾きにくく汗冷えの原因になることを覚えておきましょう。

また日によっては少し肌寒い季節でもあるので、保温性に優れたミドルレイヤーを持参しておくと便利です。

薄手のフリースやダウンが一般的ですが、汗の観点から速乾性があることも忘れてはいけません。

最後にアウター選び。登山では「体を冷やさない、汗をかかない」ことが大切です。体力温存にもつながるので、調節がしやすい薄手のウインドシェルがおすすめ。

通気性や撥水性に優れたものなど種類は豊富にあるので自分に合ったアイテムを選びましょう。

また山の天候は変わりやすいため、レインウェアを準備しておくと代用することもできます。ウィンドシェルが準備できない場合は、レインウェアで代用していただいても構いません。

次に登山をする際のボトム選びですが、オールシーズン用のロングパンツ、またはショートパンツがあります。

ショートパンツを着用する際は、怪我に繋がる恐れがあるのでタイツを着用しましょう。

2-2 夏登山の服装選び

基本的には登山を楽しむ際の服装は長袖、長ズボンが推奨されています。しかしながら夏の場合、気温も高く紫外線が強くなるため状況に応じて服装を選びましょう。

ベースレイヤーは速乾素材のTシャツを準備します。汗を多くかいてしまい、汗冷えしてしまう可能性があるので着替えを持っていきましょう。

ミドルレイヤーは薄手で速乾素材のパーカーや、ロングTシャツがあれば持参しておくと便利です。

アウターレイヤーはレインウェアで対応しましょう。

半袖Tシャツとショートパンツ、もしくは半袖Tシャツとロングパンツの組み合わせで問題ありません。ただ怪我などのリスクが考えられるので、ショートパンツの下にはタイツを着用し対策しましょう。

2-3 秋登山の服装選び

少し肌寒くなり気温が下がってくる秋。

登山を楽しむ際のベースレイヤーは長袖を選びましょう。保温性に優れたものを選ぶと、さらに過ごしやすくなります。

次にミドルレイヤーですが薄手のフリースやダウンを着用するといいです。登山中の温度調節がしやすく、脱着可能な前開きタイプを選ぶのがおすすめ。

アウターレイヤーは持っておいて損はないですが、レインウェアがあれば十分に対応することができます。

ズボンについてはロングパンツを着用し、気温によってはズボンの下にタイツを履くことで対策しましょう。

2-4 冬登山の服装選び

気温が低い冬の登山では、保温性を意識したものを選びましょう。

ベースレイヤーはポリエステルまたは、ウール素材のロングTシャツが適しています。これらは吸収速乾性に優れており、汗をかいてもすぐに乾いてくれることが特徴の素材です。

その中でも保温性を求めるのであればウール素材がベスト。汗で湿っていても、暖かさをキープしてくれます。

冬の登山は、フリースやダウンなどのミドルレイヤーが必須です。

レインウェアも忘れずに準備しておきましょう。

ズボンは冬用のアイテムも販売されていますが、オールシーズン用でも問題ありません。気温に合わせてズボンの下にタイツを着用することで寒さ対策を行いましょう。

快適な登山には事前準備が大切

今回は登山初心者の方に向けた登山の基本的な持ち物や季節別の服装について解説してきました。

いきなり全ての登山道具を揃えるのは簡単なことではありません。

まずは手持ちのもので代用しながら登山を楽しみ、徐々に道具を揃えていけるといいですね。

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