雪山登山の魅力と必要な装備品を紹介

COLUMN | 2022.12.02

真っ白な雪景色を楽しみながら、冬ならではの澄んだ空気を楽しめるのが雪山登山の魅力です。しかし、雪山登山にはさらなる魅力があることをご存じでしょうか。

今回は、雪山登山をより楽しむために、雪山登山ならではの魅力について説明します。また、雪山登山をするうえで必要な装備や注意点についても説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。

1 雪山登山にはどのような魅力がある?

冒頭でも触れたように、目の前に広がる真っ白な雪景色を楽しみながら、冬らしい空気を味わえるのが雪山登山の魅力。

過去に登ったことがある山でも、雪が積もるだけでまったく違う表情を見せてくれます。

四季の流れに沿って、山が持つ新たな一面を知ることができるのも雪山登山ならではの魅力です。また、登山コースを自分で決められる、自由度の高さも雪山登山の魅力ではないでしょうか。

雪山は登山コースの決まっている春・夏・秋の山とは異なり、新雪を歩いて自分だけの登山コースを作れます。

普段は歩けないような険しい山道も、雪が積もることで歩きやすくなります。そのため、考えようによっては初心者でも楽しめる登山といえるのではないでしょうか。

2 雪山登山に必要な装備とは

雪山登山に挑むうえでは、以下に挙げる装備を用意しておくことが大切です。

服装 持ち物
●      ウェア

●      ザック

●      登山靴

●      グローブ

●      帽子・ヘルメット

●      サングラス・ゴーグル

●      ピッケル

●      アイゼン

●      ゲイター

●      ヘッドランプ

●      行動食

雪山登山に必要な装備については、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

3 雪山登山における注意点

3-1 装備だけでなく技術面にも目を向ける

雪山登山をするうえでは、歩行技術などにも目を向ける必要があります。

例えば、靴底で雪をキックするような形で歩く「キックステップ」を会得することで、歩行をサポートするアイテムがなくても雪山登山ができるでしょう。また雪山登山は、夏の山と比べて周囲が見渡しにくくなるリスクがあります。

地図やコンパスを読む技術を培っておくことで、遭難する危険性を軽減できるでしょう。ほかにも、雪庇(大地に見えるような部分)を踏んで落下したり、雪面から滑り落ちたりしないようにするための技術・知識を身につけておくことも大切です。

ピッケルやロープなど、万が一の危険を回避できるアイテムの用意と合わせて身につけておきましょう。

3-2 夏山との違いを把握しておく

雪山は、夏山とは異なり以下の違いがあります。

  • 気温が低い
  • 風が強い
  • 滑りやすい
  • 落下の可能性が高まる
  • 雪面からの紫外線がある

また、天候の変化が激しかったり、低体温性の危険があったりするため、夏山と比べて意識すべきポイントが多いのも雪山の特徴です。

なんとなく違いをイメージできていたとしても、実際に雪山登山をするうえでは上記の違いを再度認識し直し、対策を練っておきましょう。

3-3 レイヤリングを意識する

暖かい服装だけでなく、レイヤリングを意識することが大切です。

レイヤリングを意識することで、汗が冷えて低体温症になることを防止できます。また、雪山ならではの冷たい強風による汗冷えを防止できるのもレイヤリングが重要とされる理由です。

雪山登山の際は、ベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウターシェルの三層を意識してレイヤリングしてください。

レイヤリングについては以下の記事でも触れているので、参考になれば幸いです。

4 初心者でも登りやすい雪山をピックアップする

雪山登山は注意点がいくつかあるものの、新雪を自由に歩けるといった観点から初心者でも始めやすいといった特徴があります。

とはいえ、先に触れたリスクがあることも事実ではあるため、まずは初心者でも登りやすい雪山をチョイスするところから始めましょう。

初心者でも登りやすい雪山の特徴は、以下の通りです。

  • 冬場でも山小屋を営業している
  • ほかの登山客も多い
  • 夏山と共通のコースで登れる
  • 雪崩や滑落などが発生しにくいシンプルなコース

また、まずは日帰りから始めてみるのもおすすめです。日帰りの雪山登山で経験を積んで、ある程度の自信が身についた段階で山小屋やテントに泊まる雪山登山を計画しましょう。

雪山登山の魅力を味わうには装備を整えることが大切

今回は、雪山登山の魅力や装備について紹介しました。雪山登山には、夏山登山では味わえない独特の景色と、澄んだ空気を味わえるという魅力があります。

登山コースの自由度も高いため、初心者でも始めやすい場合もあるでしょう。とはいえ、夏山登山と比べて滑落や汗冷えなど、雪山登山ならではのリスクがあるのも事実です。

今回紹介した注意点を参考に、リスクのない雪山登山を楽しんでください。また今回は、雪山登山に臨むうえで押さえておきたい装備品についても紹介しています。

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